博士後期課程 概要
学校、家庭、地域などで起きる課題を解決できる
実践的な指導者と高度な児童学研究者を目指せます。
博士後期課程は、次世代を担う子どもたちが健やかに成長できる環境整備と、成長を促す適切な保育・教育を考究することを基本理念とし、実社会に貢献できる専門的な児童学研究者の育成を目指しています。学校、家庭、地域などで生起する子どもに関わる多様な問題を解決できるように、子どもの発達と教育に対する長期的で総合的な視野、豊かで活力のある人間性、専門的学識・技能、直面する問題に主体的に取り組む姿勢などを養えるようにしています。
研究対象にする子どもの幅と研究領域は博士前期課程と同様で、幼児から青年期までを対象とし6領域から継続的に研究を進められます。また、主領域を軸にしながら、他領域の授業にも参加できるようにし、児童学研究の特質である多面性と総合性を考慮した研究指導を行っています。修了後の進路は、大学・短大・専門学校の教員や研究者をはじめ、子どもの教育や相談に適切に応じられる専門家、地域社会における児童問題の高度な専門家などで、多方面にわたります。
博士論文作成スケジュール
1年次
- 研究計画書の提出
2年次
- 博士論文作成計画書の提出
3年次
- 博士論文草稿、要旨の提出
- 中間発表会
- 博士論文の提出
- 修了式(学位記授与式)
論文指導方針
論文作成指導にあたっては、研究予定テーマにふさわしい教員による複数指導体制で指導します。
過去の主な論文テーマ(博士論文)
- 「ピアノ遊び」を通した子どもの主体的な表現形成要因の研究 : 14年間の追跡データの分析を通して
- 成人期初期の未婚女性における母娘関係 : 青年期後期との比較を通して
修了後に考えられる進路
- 大学教員
授業科目一覧(開講科目は変更になる場合があります。)
授業科目 | 単位 |
---|---|
児童教育学特殊研究 | 4 |
教科内容学特殊研究 | 4 |
発達心理学特殊研究 | 4 |
児童保健学特殊研究 | 4 |
児童福祉学特殊研究 | 4 |
児童文化学特殊研究 | 4 |
保育学特殊研究 | 4 |
保育マネジメント特殊研究 | 4 |
修了必要単位数
修了必要単位は、8科目のうち、希望領域の科目4単位および他の科目の中から4単位以上、計8単位以上修得すること。