研究・論文について
博士前期課程
修士論文作成スケジュール(2017年)
1年次
- 4月~6月 研究テーマの設定
- 7月中旬 指導教員の決定
2年次
- 6月下旬 修士論文中間発表会<音楽表現専攻・音楽教育専攻>
- 7月下旬 研究発表演奏会<音楽表現専攻>
- 12月中旬 論文・要旨の提出
- 1月下旬又は2月上旬 論文の試問及び最終試験
- 3月上旬 修了式(学位記授与式)
過去の主な論文テーマ
作曲・理論コース
- アルバンベルクの作曲技法
声楽コース
- G. プッチーニのオペラにみられる歌唱部とオーケストラの関係 ─ユニゾン部分に注目して─
- 「狂乱の場」の歌唱における音楽表現について ―V. ベッリーニのオペラ《清教徒》を手がかりに―
- 19世紀イタリアオペラの歌唱における教則本の活用 ─ヴェルディのオペラアリア“Tacea la notte”(穏やかな夜に)を手がかりに─
器楽コース(独奏・アンサンブル)
- シューマンの歌曲集 Dichterliebe におけるピアノパートの演奏法についての一考察
- フォーレの舟歌における主題に関する研究-その旋律的特徴と時代的変遷
- 電子オルガンの作品創作に関する研究 -ポリリズムを活かした創作の可能性-
- ドビュッシー《12のエチュード》における演奏表現と運指法に関する考察 ─第1,4,5,6,7,11番を題材に─
音楽教育コース
- 幼児期におけるダルクローズ・ソルフェージュの可能性-A幼稚園の指導実例を通して-
- 練習できない子どもに対するヴァイオリン指導法の提案
音楽療法コース
- 高齢者を対象とした音楽活動の介護予防的意義について ―音楽活動の観察と参加者へのアンケート調査を中心に―
- 現代におけるうつ病に対する音楽療法とその展望
- 認知症高齢者音楽療法グループセッションにおける新訂尋常小学唱歌教科書(1932-1941)の使用
博士後期課程
博士論文作成スケジュール(2017年)
1年次
- 4月下旬 研究計画書の提出
2年次
- 9月下旬 博士論文作成計画書の提出 博士論文題目・博士作品曲目・博士演奏曲目登録
- 1月下旬 中間発表会
3年次
- 5月下旬 博士論文草稿、要旨の提出
- 12月上旬 博士論文、要旨の提出 博士演奏審査願の提出
- 3月上旬 修了式(学位記授与式)
論文指導方針
院生各自の研究分野に応じた指導を徹底するために、1年次から各学生に担当指導教員がつきます。音楽表現分野においては、演奏楽曲と論文テーマの関連性の高いものを完成させなければなりませんが、楽曲演奏と論文はそれぞれが独立したものとして審査されます。指導上の特色は、いずれも社会から高い評価を得られるように、各分野の教員から必要に応じて指導を受けられることと、演奏楽曲について教員と学生の間において音を介在させて討議を繰り返す点にあります。
また、審査に当たっては研究の方法論が確立されているのかが重視されますが、研究を深めるための方法論を博士後期課程の科目を通じて養うことができます。
新しいことを切り開くことには、楽しさや面白さとともに、苦しみもあります。研究がうまく進まないときに、その問題を克服できるように導くのも教員の大切な役割だと考えています。
過去の主な論文テーマ
- 「教育音楽」という用語についての歴史的考察 - 明治期から大正期を中心として -
- 日本のリズム教育におけるカスタネット類の役割
- トスティのイタリア歌曲における語りの要素について
- 米国統治下における沖縄の音楽教育
- ブラームスのピアノ変奏曲に見られる数的な関係 : 模倣を使用する変奏の模倣の音程とその配列に着目して