人間栄養学研究科

東京大学大学院で医学博士号取得を目指して研鑽を積んでいます。(斎藤楓さん) 

19.07.25

斎藤楓さん 東京大学大学院 医学系研究科 内科学専攻 代謝・栄養病態学

博士前期課程修了2018年3月修了

私が大学院への進学を現実的に意識したのは卒業研究の体験です。加納和孝前教授の指導のもと、「ヒト単球由来白血病U937細胞におけるエライジン酸によるエオタキシン発現誘導」に関する基礎研究を行いました。聖徳祭での体験から進学を意識していましたが、自分で細胞の培養を行い、RNAを抽出し、実験のデザインからサンプルの解析、結果からどのような考察が導き出されるかなど、主体となって研究を進めていく中で、より本格的な研究を行ってみたいと考え、大学院進学を目指すことに決めました。未知の事象を自分の手で明らかにすることができるということに非常にわくわくしたことを覚えています。博士前期課程では、主に横山嘉子准教授の指導のもと、「タモキシフェンに誘導されるアポトーシスに及ぼす脂肪酸の影響」をテーマに取組みました。この2年間では、適正な情報を収集し自分の研究に応用する能力や、論理的に物事を考える姿勢、粘り強く課題に取り組む力などを先生方の背中をみて学びました。先生方の手厚いサポートのおかげで楽しく充実した時間を過ごすことができ、この時期、卒業が近づくにつれ、「さらにより深く研究に携わりたい」、その意識が強くなりました。

現在は、東京大学大学院医学系研究科博士課程に入学して、糖尿病や肥満症との関連が報告されている褐色脂肪細胞について研究を進めています。医学博士課程は講義が少なく、思う存分研究に専念できることが利点です。その時間の中で、何を証明するか?どのような実験が必要かを常に考え、優先順位を付けて、研究計画を組み立て遂行していく能力が重要であると実感しています。また、年に数回学会に参加し研究成果の発表も積極的に行っています。学会では、自分の研究について様々な角度からアドバイスをいただいたり、新たな知見を得たりと非常に刺激的で、モチベーションアップに繋がるいい機会となっています。毎年様々な地域で開催されるため、地方を観光できることも楽しみの一つです。日々、研究室の先生方や環境にも恵まれ、伸び伸びと研究を進めることができていることに非常に感謝しています。

博士課程は探求三昧、研究三昧で多忙ですが、今後は、様々な経験を積んでいき、研究を面白い、研究を一生の仕事にしたいと思った頃の初心を忘れずに、研究者として成長していきたいと思っております。

 

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