人間栄養学研究科 │ 聖徳大学

松本麻衣さんが論文博士(栄養学)を授与

19.10.11

令和元年9月21日に行われた卒業証書・学位記授与式において、本学の元助手の松本麻衣さんが博士(栄養学)を授与されました。

松本さんは、お茶の水女子大学大学院前期課程修了後、本学人間栄養学科で助手を7年半務められ、昨年10月から国立研究開発法人医療基盤・健康・栄養研究所に勤務されています。

本学勤務時に、池本真二教授の指導のもと、博士論文「日本人成人の栄養知識を評価する調査票の開発」をまとめられました。要点は以下のとおりです。

子供の健全な成長、成人病の予防、健康寿命の延伸には、適切な栄養摂取に基づいた食生活が非常に重要です。そのための栄養指導、食育を行うためには、国民の栄養知識を正しく把握する必要があります。しかし、日本人を対象とした栄養知識を評価する調査票は存在していません。そこで、松本さんは、日本人の食生活に合った質問項目を選別・選択して調査票を作成し、その信頼性と有効性を明らかにし、日本人成人を対象とした栄養知識の調査票を完成させました。この調査票は日本における栄養知識調査票のプロトタイプとなるもので、今後の栄養指導、食育など多方面での活用が期待されます。

 

左から、指導教員の池本真二教授、松本麻衣さん、 主査の林徹教授、副査の横井克彦教授

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