内田佳那さんと梁尚文さんが修士(栄養学)に
20.03.12
3月7日(土)に大学院学位記授与式が行われ、人間栄養学研究科博士前期課程の内田佳那さんと梁尚文さんに修士(栄養学)の学位が授与されました。
内田さんは、2011年3月に本学人間栄養学部人間栄養学科を卒業し、5年間病院管理栄養士として勤務した後、更なる研鑽を積みたいと思い、2018年4月に本研究科博士前期課程に入学しました。宮本佳代子教授と大久保研之教授の指導のもと、高齢者の筋肉減少(サルコペニア)を研究課題とし、病院の患者を対象として膨大なデータを収集し、その成果を日本糖尿病学会、日本臨床栄養学会、日本サルコペニア・フレイル学会などで発表し、修士論文「高齢2型糖尿病患者におけるサルコペニアと身体活動、栄養摂取状況の関連」としてまとめました。これらの研究成果と5年間の病院管理栄養士としての経験が評価され、2020年4月から厚生労働省の技官として働くことになっています。
梁さんは、中国の広東薬科大学を卒業し、日本語学校で日本語を習得した後、2018年4月に本研究科前期課程に入学しました。ダイエット甘味料の利用特性に興味を抱き、今井悦子教授のもと各種甘味料がメレンゲ形成に及ぼす影響を課題として研究を行い、日本食生活学会で発表し、修士論文「シフォンケーキに及ぼす砂糖の代替としての各種甘味料の影響」としてまとめあげました。梁さんは卒業後も日本に留まり、2020年4月からイオングループ会社のイオンマーケット㈱に勤務することになっています。
左から、
大久保研之教授、林徹研究科長、梁尚文さん、今井悦子教授、佐々木弘子教授