教職研究科 │ 聖徳大学

保育研究の理論と実践

20.08.29

今回は、幼児教育コース選択科目の「保育研究の理論と実践-実践研究としての保育研究-」の授業を紹介します。保育研究の理論と実践は、乳幼児の発達、保育内容、指導方法に関する研究を行うための諸理論を理解し、研究を推進する力を養うことを目的とした授業です。本授業では、保育研究を推進するための基本と配慮(研究倫理)について椨教授が、研究法(量的研究法、質的研究法)について藪中が担当しています。

本時(第6回目の授業)のテーマは、「量的研究法を探る」と題して、調査研究において量的データを得るための代表的な方法である『質問紙法』を取り上げました。大学院生による質問紙法を用いた論文講読を行い、レジュメを作成し紹介してもらいました。本授業では、保育実践研究を推進していくこと目指しています。今後、課題研究としての論文を作成し、その後も研究を続けていくための基本動作として、レジュメ作成を課しています。

本授業履修の院生からの感想を以下に示します。

「論文を読むためのレジュメを作り、内容紹介後、発表者が感じた疑問点や考察を挙げ、討議を行っています。これらの作業を行うことは大変ですが、要約や感想のメモなどを作成しておくと後々役に立つと思っています。この授業をぜひ受講したかったので、毎時間、試行錯誤しながらやっています。先生方から言われる“研究は楽しい”の境地に辿りつくにはまだまだですね」

最後に、授業担当教員からの一言。「最後の発表を楽しみにしております。」

文責 藪中征代

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