教職研究科 │ 聖徳大学

特別支援教育特論―オンラインで学びを深める

20.09.19

幼児教育コース、児童教育コース必修科目の「特別支援教育特論」の授業は、木曜日の2限(昼)と金曜日7限(夜)に河村久先生と大熊光穂先生ご担当によりWeb会議システムTeamsを使ってオンラインで進めてきました。今回、受講者の皆さんからオンラインで行ってきた本授業について、感想を寄せていただきましたので、以下にその一部をご紹介いたします。

◎私にとってオンライン授業は、対面授業ができない状況においても、教授や受講生の顔を見ることができ、あたかも大学にいるような臨場感を体感しながら、学び続ける機会を与えてくれた貴重な手段です。

◎私は,オンライン授業を職場で受講しているので,大学への移動時間を気にすることなく,仕事ができるという点においては非常に助かりました。ただ,他の受講者の方たちと一緒に作業をしたり,実物を見たり触れたりといったことをしながら学ぶことができないため,授業の内容によって,対面式の授業とオンライン授業の両方があるといいように思いました。

◎最初は、設定に慣れないため、混乱しました。今まで対面授業だったため、通学距離がある私にとっては、通学がない分仕事に専念することができました。また事前に資料を手にすることが出来るので、授業内容を事前に把握することはいいことだと思います。しかし、対面授業ではないので、ディスカッションの時の発言のタイミングが上手く掴めず、受け身になってしまうことが多々あります。

◎同時双方向なので,顔を見ながら言葉をやり取りして,知識伝達だけでなく,既成の知識を再構成できる内容となっています。ただし,思考ツールのような作業的な取り組みは難しいので,討議から生まれた新たな解釈を自分のものにするには復習や書き出しが必要だと感じています。在宅なので,多様な資料をその時に参照しながら話し合える、移動の時間が節約されるので,予習や復習,調べ物に充てられる時間となっているなどのよい点がある一方、扉の向こうに家庭があるので,集中力を保つことや,家庭からのノルマとの線引きが難しいという状況も生まれています。

 

オンライン授業による利点と難しさはありましたが、その良さをうまく活用されながら意見交換を通して、特別支援教育の学びを深められた授業となりました。

(文責:腰川 一惠)

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