「授業設計の理論と実践」の授業紹介
20.10.12
令和2年9月29日(火)の3限に児童教育コース1年課程の2名の院生が出席して「授業設計の理論と実践」の第1回を開始しました。
シラバスに掲載したディプロマポリシーとの関連、授業方法、評価の方法等についてオリエンテーションを行いました。授業方法としては、受講生のみなさんに教科書を読み解き、予習ノートにまとめるとともに、分担してパワーポイントを用いて発表をしていただき、ディスカッションをしながら深く読み進めることとしました。また、毎回、振り返りをシャトルカードに記載し、メールでコメントを書き、相互にやりとりをすることとしました。
さらに、教科書としては、新たに出版された、ライゲルース他著、鈴木克明他監訳「 学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル 2020」を用いることとしました。これを教科書として採用した理由は、何を教えるべきか、どのように教えるべきか、どのように評価するかを決定する際、それらの相互依存関係を取り上げていること、カリキュラムと評価、教授に取り込む学習者中心の教育と研修のパラダイムのための首尾一貫した包括的ガイドラインの組み合わせが提供されていることの2つです。
そして、この授業の到達目標を、①学習者中心の教育パラダイムの基本原理について説明できる。②学習者中心の教育パラダイムの詳細なデザインの考え方と方法について説明できる。③学習者中心の教育パラダイムとしての反転授業、ゲーミフィケーション、ジャストインタイム指導法、モバイル学習のデザインの考え方と方法について説明できる。の3点としました。
第2回は10月6日(火)3限に開催し、第1章「学習者中心の教育パラダイム」を読み進め、学習者中心の教育の重要性・理論的基礎、学習者中心の教育の価値観について共通理解を行いました。(文責:南部昌敏)