教職研究科 │ 聖徳大学

授業の高度化演習

21.01.18

本講義は秋学期開講科目の一つである。児童教育コース必修科目であり,本年度入学された4名の現職教員での受講にて講義が進められている。全ての受講生が10年以上の経験を有している為,到達目標・学修成果共に,職歴による3段階の最もレベルが上であるA-2と言うものである。到達目標は「学習指導事例を学習指導の在り方や評価方法等について理論的に整理し、学習指導案を作成するとともに,教材開発の視点,教材活用の留意点等を同僚等に指導助言することができる。」とされ,学修成果は「学習指導事例を理論的に整理し、学習指導案を作成するとともに,教材開発の視点,教材活用の留意点等を同僚等に指導助言することができる。」とされている。学びを自身の授業に活かすことのみならず,同僚らに指導助言できることが求められているものである。初回に本講義に関して「授業の高度化とは何か」を各自の現時点での考えを発表し合った。それぞれが,自身の経験からそれぞれに考えを述べて頂いた。担当教員は,家庭科の実務家教員,国語教育と保健体育教育の研究者教員の3名体制で講義を進めている。現在,家庭科の実務家教員の講義が終了し,各自の家庭科における授業構想を発表し終わっているところであり,普段授業実践の少ない家庭科の授業構想発表で興味深い発表が見られている。講義全体の最終発表は,それぞれの授業構想やこれに基づいた考え方の発表を予定している。 それぞれの院生達が,新たな視点を持った発表になることを期待している。

(文責 百瀬定雄)

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