幼児教育コース 課題研究中間・構想発表会/総合実習体験発表会
22.03.01
2月16日(土)14時45分時より、令和3年度幼児教育コースの課題研究中間・構想発表会ならびに総合実習体験発表会がオンラインで開催されました。幼児教育コースの在学生10名と教員13名、計23名がTeamsの発表会場に集いました。
南部昌敏研究科長の開会のあいさつでは、実践研究としての課題研究がもつ意義について、あつく語られました。その後、発表10分、質疑応答15分という条件の下で、4名の学生の発表が行われました。
4年履修の谷内ますみさんは、「保育実習の実態と支援の在り方―3歳未満児の実習に着目して―」と題した中間発表の中で、実習生の「困り感」と保育士の認識している「実習生の困り感」のずれを把握することで、より的確な実習支援が行えるのではないかという見通しを述べました。
構想発表者は、全員、長期履修3年の在学生です。
石原成さんは、研究主題を「保育記録の向上についての研究~自園における週案型記録の取り組みの分析~」に設定し、現在、同僚と話し合いを始めているとのことでした。
「絵本における⾳楽の役割」と題した海田佳代子さんの構想発表は、オノマトペを多用した絵本の音楽性に注目し、それを活かした保育実践をめざすものでした。
四ツ釜章文さんは、勤務園で実施している保護者の一日先生体験に焦点をあてた「保護者の子どもの成長への意識関心と園からの伝達方法の研究」の構想を発表しました。
それぞれの発表には、先生方から厳しくも暖かいご指導と励ましの言葉が寄せられました。全員の発表が終わったところで、在学生10名全員に秋学期の学修の振り返りをしてもらい、その情報を出席者全員で共有しました。ここで記念写真を撮り、中間・構想発表会を閉じました。
休憩の後、総合実習体験報告会を行いました。
総合実習は、入学者の教職経験年数に応じて課される10日(2単位)~50日(10単位)の教育実習で、教職大学院の特色ともなっています。条件が整えば10単位とも免除されますので全員が出るわけではありませんが、幼児教育コースでは、学生の希望と課題に応じた実習内容を実現してきました。たとえば、実習先と協議し承認を得たうえで、園長に密着して園経営を学んだり、園庭に手を加えてアクションリサーチを行ったりと、その在り方は多様です。
発表会では谷内さん、海田さん、四ツ釜さん、永田幸恵さんの4名が、それぞれの実習を通じて学んだことを報告し、実習を行っていない学生と幼児教育コースの担当教員5名が感想を述べました。
閉会のあいさつでは、藪中征代幼児教育コース主任より、研究者としての心構えが伝えられました。
18時15分過ぎに終了。みなさま、お疲れさまでした。
[椨 瑞希子 記]