教職研究科 │ 聖徳大学

令和6年度 第 1 回 教職大学院連絡協議会実施報告

24.09.11

9月も一週間が過ぎ、少しずつ秋の気配も感じられるようになる中、今年度も第1回教職大学院連絡協議会を実施しました。
以下、概要を報告します。

○日時 令和6年9月6日(金) 13:30~15:30
○場所 聖徳大学 7 号館 1 階会議室

○日程及び内容

 1. 13:30~14:10 課題研究発表会

◇ 聖徳大学副学長挨拶 増井 三夫

御参加いただき感謝申し上げる。院生の研究は現代課題を受け止め、実践の改革及び県全体への提言となりうるものとなってきている。大学として地域、県の教育課題に皆様と協力して関わっていきたい。

◇ 課題研究の発表

<児童教育コース>2名

〇知的障害特別支援学校入学後における保護者と教員との連携

〇対話による「関係性の質」の向上を生かした学校組織マネジメントの在り方

<幼児教育コース>2名

〇新園舎における施設・遊具の安全に関する研究

〇運動遊びが幼児の生活習慣に及ぼす影響とその改善策

一人あたりの5分程度の発表の後には、質疑応答もあり、院生の熱気あふれる姿勢にフロアの出席者からは大きな拍手が送られました。

2. 14:20~15:30  連絡協議会

(1)教職研究科長挨拶 腰川 一惠

今年度は、院生同士の協議の場を増やすなど課題研究の改善に努めている。意見を交わしながら、自己の研究の見直す等の変容が見られている。本日は忌憚のないご意見をいただきたい。

2)課題研究の進捗状況の発表のご意見・ご感想(一部)

・毎回院生の研究を楽しみにしている。派遣する立場として、大きく成長していることを実感した。

・保護者対応、対話やマネジメント、外国にルーツを持つ子どもなど、喫緊の課題となる研究課題が見られ、先行研究になりうるであろう。

・研究が調査研究系のものがあり、大学院生としてしっかり学んでいることがわかる。

・明確な課題意識、興味深いテーマ。現場経験を踏まえた課題設定がなされている。

・今後院生が現場に戻ってのご活躍に期待したい。

(3)協議  以下の3つの議題に対して、取り組みを説明し、ご意見をいただきました。

協議1:地域連携の視点から、教職大学院として十分な連携を行うことができているか

協議2:管理職養成プログラムはマネジメント力を身に着けたリーダーを養成するプログラムになっているか。 

協議3:教職大学院として高度に専門的な能力及び実践力をもった教員を養成するための学修・研究になっているか。管理職養成プログラムはマネジメント力を身に着けたリーダーを養成するプログラムになっているか。

協議題に沿って出された意見・感想の一部を紹介します。

・特別支援教育フォーラムは県の特別支援教育課との共催行事であり、今年は学校間の連携、接続をテーマにした。多くの皆様に参加していただきたい。

・指導主事も若年化しており、学校だけでなく行政職を対象とした研修会に講師として来ていただきたい。

・大学院だけでなく、教員コースで学ぶ学生には、社会人として働くことの自覚を持ってほしい。しなやかさ、打たれ強い心が大切と思う。

(4)御礼の言葉 教職研究科 腰川 一惠

院生の課題研究に関心をもっていただいたことに感謝する。研究はその先も学び続ける一歩ととらえている。本日頂いた幅広いご意見を生かせるように、教職大学院のみならず大学の教員養成としても力を注いでまいりたい。

今後もご意見ご要望をいただきたい。

終了後も、参加者と聖徳大学の職員が立ち止まって意見交換がなされ、次回への期待がつながる連絡協議会であったことを報告します。

(文責:日根野達也) 

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