教職研究科 │ 聖徳大学

修了生紹介(13)児童教育コース

25.10.08

大学院で培った学びは、今の職務において不可欠なもの

若年層教員や同僚からの相談を受ける中で、自身の経験や知識だけでは、彼らを支える理論的根拠を十分に説明できないと感じていました。そんな折、学習指導要領の改訂を機に、理論と実践を体系的に
学び、専門性を高めたいと考え、教職大学院への進学を決意しました。
在籍時は小学校で研究主任として、GIGAスクール構想と並行して新たな校内研究を推進する必要がありました。大学院で学んだ研究計画の立案方法やリフレクションの理論は、職員と協働しながら研究を進
める上で非常に役立ちました。
現在は千葉県教育庁保健体育課の指導主事として、体育指導者研修の企画運営や県立学校への指導助言を行っていますが、大学院で培った理論と実践を結びつける力、多角的な視点から教育課題を分析する力は、今の職務において不可欠なものとなっています。
「授業設計の理論と実践」は、特に印象深い科目です。海外の専門書を読み解き、自身の考えをまとめて発表する過程は非常に困難でしたが、教授との議論を通じて理解を深め、理論と実践を往還することの重要性を実感し、深い学びへと繋がりました。

T.Mさん 勤務先 : 千葉県教育庁教育振興部保健体育課
令和4年度 児童教育コース 修了

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