子どもってすごい‼ ―学部、短期大学部の学生が、教職研究科院生の勤務先幼稚園を見学して―
26.03.30

2月、3月、大学は春休みでした。この時期を利用して実習先の幼稚園以外の園を見学するなど、積極的に学びを深めようとした学部及び短期大学部の学生がおりました。学生の「やる気」をサポートしてくれたのが教職研究科の院生です。
今回は、聖徳大学大学院、教職研究科の院生である足立祐子さんが園長をしている公立幼稚園を、幼稚園教諭を目指す学生たちが見学させていただき、学ばせていただいたことを報告させていただきます。

チョコレートにはいろいろな味があるんだよ ー子どもの発想力に触れるー
園長先生のお話を聞いた後、児童学科、短期大学部の引率教員とともに、各クラスの幼児が遊ぶ様子を見学させていただきました。
3歳児のクラスでは、ダンボールで作ったカバの餌を作って遊ぶ、幼児の姿がみられました。教師が用意した細長い紙を、ハサミを用いて自由に切って、餌を作っているのです。その中で、幼児Aが、「これ、チョコレートだよ!」と言いながら、たくさんの茶色の紙を切っていたっていたところ、幼児Bが、「ぼくだって、チョコレート作りたかったんだよ。もう茶色の紙、なくなっちゃうじゃん!」と、悲しそうな表情で言う場面がありました。一瞬、けんかになるかと思われましたが、幼児Aは、「チョコレートはいろいろな味があるんだよ。これならイチゴ味のチョコレートができるよ。」と赤い紙を差し出しました。幼児Bは、「そうだね。」と、赤い紙を切り始めました。その後、黄色の紙を使ったバナナ味のチョコレートや、緑の紙を使ったメロン味のチョコレートもできました。
見学をしていた学生たちは、幼児の発想力や、問題を解決する力に感動し、もっと幼児から学びたいという気持ちや、幼稚園教諭になりたいという気持ちを強めたようでした。また、どのような教師の援助が、このように友達とかかわりながら遊びを発展させる幼児を育むのか、保育について深く考える機会にもなりました。
「こんな素敵な幼稚園なら、遠くても働きたい。」「園長先生が素敵すぎて尊敬の気持ちを持ちました。」などの声も聞こえてきました。幼稚園教諭を目指す学生たちが、実習とは異る場面で、友達や引率教員とこれらの体験をともにできたことは、これから一緒に学びを深めていくうえで、意義あることであったと思われます。


以下、足立先生のコメントです。
「学部、短期大学の学生のみなさんに学びにきていただきました。園児は優しいお姉さんに絵本を読んでもらったり、話を真剣に聞いてもらったりしたことで、とても嬉しい気持ちになったと思います。まだまだ甘えたい年齢の子供たちが、優しく関わってくれる他者と出会うことで、人への信頼感が育まれていくのだと考えます。学生の皆さんにとっても、園にとっても学び合う素敵な経験となりました。ありがとうございました。機会があったら、また来ていただければと思います。」
なお、教職研究科には、足立先生にように働きながら学ぶ院生の他、学部卒業後、ストレートに入学される方もおります。4年次にいくつか大学院の授業を受け、単位を取得すると、通常2年の大学院の課程を1年で修了できる5年課程プログラムも準備されております(修了と同時に修士の資格と専修免許状を取得することができます)。大学院の授業において、現場の先生である院生と、「より学びたい、専門性を身に着けたい!」という学生、ストレートマスターの院生が共に学び合うことも、それぞれに意義のあるものとなっております。
(文責:桐川敦子)












