教職研究科概要
教職研究科 教職実践専攻 専門職学位課程
幼児教育・児童教育に携わる人を対象に
現代の教育現場で求められる専門性を磨く。
基本情報
- 研究科・専攻:教職研究科 教職実践専攻(専門職学位課程)
- 入学定員:15名
- 学位名称:教職修士(専門職)
- 修業年限:
幼児教育コース 2年(長期履修制度あり)
幼児教育コース(学校組織マネジメント専修、カリキュラムマネジメント専修、特別支援教育専修) 1年
児童教育コース 2年(長期履修制度あり)
児童教育コース(学校組織マネジメント専修、カリキュラムマネジメント専修、特別支援教育専修) 1年 - 取得免許状:
幼児教育コース:幼稚園教諭専修免許状※、特別支援学校教諭専修免許状※
児童教育コース:小学校教諭専修免許状※、特別支援学校教諭専修免許状※
※専修免許状取得には、各一種免許状を有し、教育職員免許法に定める所定の条件を満たす必要があります。
〈その他〉
- 教職研究科を修了した者は、学校心理士の資格申請を行うことができます。資格申請に必要な単位は、履修する科目で無理なく、充当することができます。
教職研究科の教育方針を理解していただくために、3つのポリシーを定めています。
キャリアに応じた教育プログラム
現職教員向け
現職教員が対象。経験を積んだ教員としてさらなる専門性と豊かな人間性を身につけ、保護者や地域社会と連携した、活気ある教育活動を展開する力量を持った教育指導者を育成します。
中堅教諭等資質向上研修修了者で管理職を志向する者、または、指導的役割を担うリーダーを目指す者
保護者や地域社会との対外関係構築力や、情報収集・発信能力、客観的・論理的な視点を持ち、高い教育環境を築くためのリーダー的役割を担う教員を目指します。
中堅教諭等資質向上研修未修了の者
教職活動の様々な場面において、幼児・児童一人ひとりに適切な対応ができ、保護者、同僚の教員や学校・施設全体と協働して問題解決を図ることができる実践的力量を持った教員を目指します。
現代の教育課題に先導的に応えるために、学校組織マネジメント専修、カリキュラムマネジメント専修、特別支援教育専修を設置しています。
学校組織マネジメント専修(1年制・昼間)
学校教育目標の達成に向けて計画・実施・評価・改善のマネジメント・サイクルを運用し、継続的に学校経営の改善・充実を図ることに取り組む園・学校運営のリーダーとして、学校経営に関する専門的で実践的な知見を有し、教育の質の維持・向上を図るために組織的・協働的な学校組織マネジメントを実践できる専門家教員を育成します。
カリキュラムマネジメント専修(1年制・昼間)
教科内容構成及び指導法などに関する深い見識を有し、園・学校の教育課程の編成・実施・評価・改善のPDCAサイクルを運用するとともに、教師同士の協働を実現し、教育の質の維持・向上を推進するためのカリキュラムマネジメント能力のある実践的で専門性の高い専門家教員を育成します。
特別支援教育専修(1年制・昼間)
知的障害・発達障害・肢体不自由・病弱を中心とした各障害の医療・心理・教育に関する深い見識を有し、園・学校における特別支援教育のリーダーとして、保護者や地域の関連機関等との連携を図ることができる、実践的で専門性の高い専門家教員を育成します。
教職未経験者向け
幼稚園・小学校・中学校・高等学校または養護教諭の教員免許状を持つ、または年度内に取得見込みの教職未経験者を対象に、総合的な人間力と、教育の専門家としての実践的力量を持った教員を育成します。
カリキュラム6つの特色
Point 1 「学修・研究カルテ」を用いて専門職規準に基づく到達状況を自ら振り返る
教職研究科の院生に期待する資質能力に関する専門職規準に基づき、一定期間ごとに自らの到達状況の自己評価と振り返り結果を記入する「学修・研究カルテ」を用意し、指導教員との面談を通して、自己課題の明確化を図ることを支援しています。これは、自己省察能力を育成することに繋がります。
Point 2 優れた実務経験を有する「実務家教員」と、実践研究に優れた「研究者教員」が連携指導
すべての科目一つひとつについて、実務家教員と研究者教員が連携して指導にあたります。指導の場で、実践と理論が相互交流し、学校現場などにおける課題の発生・解決のプロセスに即した課題解決の場になっています。
Point 3 アクションリサーチによる課題研究に取り組む
幼児教育及び小学校教育並びに特別支援教育の教育現場における様々な実践的な課題に焦点を当て、高度で専門的な理論と知見を踏まえ、アクションリサーチの手法を用いて先進的で実践的な研究に取り組み、そこで得られた成果を実践場面に当てはめ、その効果を明らかにすることで幼児教育及び学校教育の改善と充実に資するための課題研究に取り組みます。
Point 4 研究課題に応じて「連携協力校」での多様な実習が可能
本学の特長の一つである「理論と実践の融合」を目指し、フィールドワークとしての実習を重視。数多くの連携協力校を設け、院生の問題意識に応える多様な実習を可能にしています。実習にあたっては、事前・事後の指導はもとより、実習先と大学院実習担当教員が密に連携し、実習を円滑に進められるようにサポートします。
Point 5 幼稚園教諭・小学校教諭及び特別支援学校教諭の「教員専修免許状」が取得可能
幼児教育コースでは幼稚園教諭専修免許状、児童教育コースでは小学校教諭専修免許状、またいずれかとあわせて特別支援学校教諭専修免許状の取得が可能です(専修免許状の取得にあたっては、当該一種免許状を取得している必要があります)。幼稚園教諭・小学校教諭一種免許状を有していない人は「幼稚園・小学校教員免許取得プログラム」等を活用すれば、専修免許状(幼稚園教諭または小学校教諭)の取得が可能*です。
*一種免許状を取得するプログラムには科目等履修の費用が必要です。
また聖徳大学での科目等履修については、女性は通学・通信教育課程、男性は通信教育課程の受講となります。
Point 6 「教科指導等に関する科目領域」の授業科目を開設
教科領域内容と教科指導に関する専門性と教育実践的要素を取り入れた教科指導力の向上を図るため、「教科指導等に関する科目領域」として、幼児教育コースは「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5つの領域に焦点化した「幼児教育の保育内容研究」に再編しました。児童教育コースは、国語科、社会科、算数・数学科、理科、表現教科(音・図美)、体育・保健体育科、英語・外国語活動、特別の教科道徳に焦点化した指導法研究に関する科目を開設しています。
幼児教育現場のリーダーを育成する
幼児教育コース 2年課程
学校組織マネジメント専修
(1年制・昼間)
カリキュラムマネジメント専修
(1年制・昼間)
特別支援教育専修
(1年制・昼間)
Point 1 教職大学院唯一の幼児教育コース
Point 2 「保育の聖徳®」の88年にわたる伝統と実績
Point 3 多数の連携協力園・校で実習が可能
全国の教職大学院のなかで唯一、幼児教育に特化したコースです。人格形成の基礎として重要である幼児教育について、実践的な研究に取り組める貴重な場となっています。少子化、幼保一体化など、変革期にある幼児教育の現場でリーダーシップを発揮できる人材の育成を目指します。
修了要件
教職未経験者 | |
---|---|
共通科目24単位+選択科目12単位+幼児教育総合実習10単位 | 46単位 |
中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験5年以上 | |
共通科目24単位+選択科目12単位+幼児教育総合実習4単位 | 40単位*1 |
中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験7年以上 | |
共通科目24単位+選択科目12単位+幼児教育総合実習2単位 | 38単位*1 |
中堅教諭等資質向上研修修了者で管理職を志向する者、または、指導的役割を担うリーダーを目指す者 | |
共通科目24単位+選択科目12単位 | 36単位*1 |
*1:実習単位の免除は、所定の提出書類により、入学者選抜試験に併せて審査を行い、合格すれば「原則10年以上の教職経験者で、中堅教諭等資質向上研修(10年経験者研修を含む)に相当する研修修了者で、管理職を志向する者、又は指導的役割を担うリーダーを目指す者」は10単位、「中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験7年以上の者」は8単位、「中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験5年以上の者」は6単位が免除されます。
カリキュラム
開講科目は変更になる場合があります。
共通科目
選択科目・実習
幼稚園教諭専修免許状を取得しようとする者は、幼専免欄に○印を付された科目から24単位選択必修。
特別支援学校教諭専修免許状を取得しようとする者は、特支専免欄に○印を付された科目から24単位選択必修。
選択科目の履修について
[2年課程]領域を問わず12単位
[学校組織マネジメント専修]「教育課程の編成・実施に関する領域」から4単位、「学級経営・学校経営に関する領域」から4単位の8単位を含み計12単位を修得すること
[カリキュラムマネジメント専修]「教育課程の編成・実施に関する領域」から4単位、「教科等の実践的な指導方法等に関する領域」から4単位の8単位を含み計12単位を修得すること
[特別支援教育専修]「生徒指導・教育相談に関する領域」から4単位、「特別支援教育に関する領域」から4単位の8単位を含み計12単位を修得すること
履修モデル
昼間履修 1年次 春学期
夜間・土曜履修 1年次 春学期
※実習は昼間に実施
幼児教育コース・幼児教育総合実習の年間スケジュール
A:中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験5年以上
B:中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験7年以上
※実習は昼間に実施
◎現職教員については、修学中の勤務状況、課題研究内容、実習園の受入事情等を十分考慮し、実習方法、期間等を決定いたします。
現場で活きる資質能力の養成を
児童教育コース 2年課程
学校組織マネジメント専修
(1年制・昼間)
カリキュラムマネジメント専修
(1年制・昼間)
特別支援教育専修
(1年制・昼間)
Point 1 教員養成、児童研究における伝統と実績
Point 2 教育現場を熟知した経験豊富な教授陣
Point 3 理論と実践の両面から課題を研究し成果を現場に還元
小学校教員を対象に、各人のキャリアに対応した教育プログラムによって、実践的指導力を身につけた教員の育成を目指します。教員養成や児童研究における聖徳大学の長年の実績を生かし、学校や自治体の教育現場で豊富な経験を持つ教員や専門家が指導にあたります。
修了要件
教職未経験者 | |
---|---|
共通科目24単位+選択科目12単位+学校教育総合実習10単位 | 46単位 |
中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験5年以上 | |
共通科目24単位+選択科目12単位+学校教育総合実習4単位 | 40単位*1 |
中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験7年以上 | |
共通科目24単位+選択科目12単位+学校教育総合実習2単位 | 38単位*1 |
中堅教諭等資質向上研修修了者で管理職を志向する者、または、指導的役割を担うリーダーを目指す者 | |
共通科目24単位+選択科目12単位 | 36単位*1 |
*1:実習単位の免除は、所定の提出書類により、入学者選抜試験に併せて審査を行い、合格すれば「原則10年以上の教職経験者で、中堅教諭等資質向上研修(10年経験者研修を含む)に相当する研修修了者で管理職を志向する者、又は指導的役割を担うリーダーを目指す者」は10単位、「中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験7年以上の者」は8単位、「中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験5年以上の者」は6単位が免除されます。
カリキュラム
開講科目は変更になる場合があります。
共通科目
選択科目・実習
小学校教諭専修免許状を取得しようとする者は、小専免欄に○印を付された科目から24単位選択必修。
特別支援学校教諭専修免許状を取得しようとする者は、特支専免欄に○印を付された科目から24単位選択必修。
選択科目の履修について
[2年課程]領域を問わず12単位
[学校組織マネジメント専修]「教育課程の編成・実施に関する領域」から4単位、「学級経営・学校経営に関する領域」から4単位の8単位を含み計12単位を修得すること
[カリキュラムマネジメント専修]「教育課程の編成・実施に関する領域」から4単位、「教科等の実践的な指導方法に関する領域」から4単位の8単位を含み計12単位を修得すること
[特別支援教育専修]「生徒指導・教育相談に関する領域」から4単位、「特別支援教育に関する領域」から4単位の8単位を含み計12単位を修得すること
履修モデル
昼間履修 1年次 春学期
夜間・土曜履修 1年次 春学期
※実習は昼間に実施
児童教育コース・学校教育総合実習の年間スケジュール
A:中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験5年以上
B:中堅教諭等資質向上研修未修了者で教職経験8年以上
※実習は昼間に実施
◎現職教員については、修学中の勤務状況、課題研究内容、実習校の受入事情等を十分考慮し、実習方法、期間等を決定いたします。