教職研究科

学校の「当たり前」は、本当に「当たり前」なのかを問う―「カリキュラムマネジメント演習」授業報告―

21.01.28

「カリキュラムマネジメント演習」(必修。秋学期土曜日3限)は、現職小学校教員である1年課程の4名の院生が履修しており、萩原真美と南部昌敏が担当しております。

本授業は、前半の第8回まではWeb会議システムTeamsによるオンライン授業、後半の第9回からは対面授業を中心に、必要に応じTeamsを活用したハイブリッド型で行っています。

 

本授業の序盤では、担当教員からカリキュラムマネジメントの先行事例等を紹介し、それについて議論を重ねました。その時点では、受講生たちは学校のカリキュラムはそもそもマネジメントできるものかという思いが、なかなか拭えない様子でした。

その後、各自の勤務校の実情を踏まえ、現段階での自校におけるカリキュラムマネジメントの可能性について、毎回1人ずつプレゼンテーションを行いました。闊達な意見交換を重ねるなかで、自分の学校・地域の「当たり前」が、他の学校・地域では「当たり前」ではないことに気づき、毎回新たな発見と驚きの連続でした。

 

オンラインでのプレゼンテーションを終え、11月28日から対面授業(必要に応じオンライン併用)となりましたが、受講生たちに「対面授業だからこそできる学びは何か」を考えていただき、受講生たちが中心になって授業を進めていく形をとりました。

対面授業初回の11月28日には、各自が各学校のカリキュラムがうかがえる資料を持ち寄って、その資料の紹介を中心に行いました。「どこの学校にもあって、珍しくもありませんが・・・」と断ってから資料の紹介をする方もいましたが、その資料を巡って議論しているうちに、自分の勤務校独特のシステムなのだということに気づき、資料を持ってきた本人が一番驚くという状況でした。

各自の持ち寄った資料に対する質問は尽きず、時間がいくらあっても足りないくらいでした。その証拠に、その次の回(12月5日)もその続きを行いましたが、それでももっと時間がほしいくらい白熱しました。

互いが当たり前だと思っていたことを紹介し合うなかで、本当にそれが当たり前ではないこと、また、目の前の子どもたちの教育にとって最善の教育を行うには、自校や所属する市区町村の強みと弱みを見定め、何をどう再構築していいか、少しずつ良いアイデアが思い浮かんできている様子でした。

本授業の最終回では、自校におけるカリキュラム・マネジメント・モデルを作成し、発表します。どのようなカリキュラム・マネジメント・モデルが提示されるか、受講生たちの頑張りに大いに期待しているところです。

 

(文責:萩原真美)

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