令和5年度 第1回 教職大学院連絡協議会実施報告
23.10.16
9月も一週間が過ぎ、今年度も第1回教職大学院連絡協議会を実施しました。今週になり3市教委の参加辞退の連絡が入り、また台風13号の接近が気になり、不安を伴いながらのスタートとなりました。
以下、概要を報告します。
○日時 令和5年9月7日(木) 13:30~15:30
○場所 聖徳大学 7号館1階会議室
○日程及び内容
1. 13:30~14:10 課題研究発表会
課題研究の発表は、児童教育コース2名、幼児教育コース2名であり、一人あたりの持ち時間は7分。ほぼ時間通りの発表となり、時間よりも若干早めに終了しました。皆さんの熱気あふれる発表に、フロアの出席者からは大きな拍手が送られました。
2. 14:20~15:30 連絡協議会
1)聖徳大学 副学長挨拶 増井 三夫
実践から生まれる課題を研究し理論的に説明できることの重要性を改めて感じている。優れた現職教員を派遣していただいている。現場の課題を研究し、教育委員会をはじめ地域に返していく重要性がある。本日は忌憚のないご意見をいただきたい。との話があり、参加者の頷きが多くありました。 (2)課題研究の進捗状況の発表を聞いてのご意見・ご感想(自己紹介を兼ねて)自己紹介の中での、感想や意見については、一部紹介します。
・幼児教育と児童教育を一度に見ることはあまりない。
・研究が調査研究系のものがあり、大学院生としてしっかり学んでいることがわかる。
・幼児教育が注目されている。量から質への転換、ヨーロッパ3歳から義務教育など、学力でも福祉部分でも有効とのこと。未就園児の課題を県としても取り組んでいくという話題。こうした中で充実が図られていくことを期待したい。
・明確な課題意識、興味深いテーマ。現場経験を踏まえた課題設定がなされている。
・今後院生が現場に戻ってのご活躍に期待したい。
(3)協議(資料確認5分、協議の主旨説明:腰川)
協議1:教職大学院として高度に専門的な能力及び実践力を持った教員を養成するための学修・研究になっているか。
協議題に沿って出された意見・感想の一部を紹介します。
・院生として専門性を高めることができる。本人の力量を伸ばすとともに、修了生には校内研究で力を発揮してほしい。
・広く一般化するために、連携協定が重要。基幹校としての大学の重要性を感じる。
・学外に向けた特別支援教育フォーラムの 有効性を感じる。柏市教委との連携、指導 主事が学んで 戻ることがうらやましい。指導主事をすると専門的に学びたくなるがその機会や時間がとりにくい。柏市のこのシステムは特筆できる。
・個人として聖徳大との連携協定があることはうらやましい。学習指導課としては、学び続ける教
員としての研修体系、そういった意味でも活用したい。
因みに、用意した資料は以下の①~⑧である。
資料① 令和5年度の取り組みについて
資料② 令和5年度 教職研究科の学事日程
資料③ 令和5年度 春学期時間割
資料④ 令和5年度 在籍生の課題研究テーマについて
資料⑤ 聖徳大学大学院教職研究科学修・研究カルテ
資料⑥ 令和5年度柏市および松戸市立小中学校との協働研究テーマ等一覧
資料⑦ 特別支援教育未来創造研究会の年間計画及び経過について
資料⑧ 特別支援教育フォーラム2023、夏期講座
協議2:新たなプログラムについて、マネジメント力を身に付けたスクールリーダーを養成する高等なプログラムになっているか
協議題に沿って出された意見・感想の一部を紹介します。
・経験が少なくても管理職になっていく必要が生じている。実践的な部分を学ばずに管理職になるケース。ある程度幅広い知見を得て管理職になることが望ましいが、管理職選考への対応は過去問を解くなど個人的、限定的。院のシステムを利用してできないかということから始まったもの。このプログラムを受けた管理職の今後に注目して、成果を図っていきたい。
因みに、用意した資料は以下の⑨~⑩である。
資料⑨ 管理職候補養成プログラム
資料⑩ 幼児教育マネジメントプログラム
(4)御礼の言葉 教職研究科 腰川 一惠
腰川科長よりの御礼の言葉は以下のとおりです。
院生の課題研究に関心をもっていただいたことに感謝。今後まとめに向けて指導していきたい。地域の教委、地域の先生方と互いに学ぶことを大切にしたい。学び続ける場として、ぜひご活用いただきたい。ご意見やご要望をいただきたい。
終了後も、参加者と聖徳大学の職員が立ち止まって意見交換がなされ、次回への期待がつながる連絡協議会であったことを報告します。(文責:堀子 榮)