児童教育コースの院生によるオンライン課題研究構想発表会を開催して
20.09.14
聖徳大学の教職大学院(大学院教職研究科)では特別教職実践演習授業をとして、入学後に各自の研究課題の構想や計画を作成して発表し、教員陣から受けたコメントにより修正し、研究に着手することになっている。
今年は感染拡大防止のための学内への入構制限があったため、大学院授業はすべてオンラインで実施されてきた。当初、教員と大学院生の両者のオンライン環境を整える時間が必要となったため、授業開始が、例年より1ヶ月遅れの5月となった。従って今年の院生は、授業開始後、わずか1ヶ月余りで研究計画を整え、本日のその構想を発表することになった。
本日の発表会は午後1時10分から午後3時10分の2時間で計画され、冒頭に研究科長から趣旨説明があり、そのあと児童教育コースの4名(千葉県小学校教員3名、東京都小学校教員1名)が15分ずつのプレゼンテーションを行った。院生は自宅でTeams上に自身のパワーポイントをアップし、院生のプレゼンテーション後、それを自宅で見ていた指導教員たちがコメントをするというスタイルで行われた。
当初、音声が聞き取りづらいといった問題が発生したが、次第にそれも消失し、例年の学内の教室で行われている発表会と変わらぬ質で発表会が開催された。その背景には、5月からのオンライン授業の経験と、昨日の院生と担当教員によるTeams上へのパワーポイントアップの練習があった。
今年の院生のテーマは「若手教員の育成のあり方」、「災害時の小学校と地域との連携」、「小学生による地元の歴史調査」、「主体性のある授業態度の育成」といったものであった。それぞれの発表後、良かった点や修正すべき点などの教員陣からの指摘を受け、院生たちにとって有意義な発表会になったものと思われた。
本日は、それぞれが自宅からアクセスするオンラインで、通常の授業だけでなく、学生のプレゼンテーション評価も可能であることを参加者皆で実感することできた機会となった。
令和2年6月26日 児童教育コース主任 久保田健夫